ヨガの教えには、八支則(はっしそく)という8段階・行法があります。
ヨガの聖典、聖者パタンジャリが説いた「ヨーガ・スートラ」の中に出てくる
ヨガ哲学の基本的な教え。
その中でも「ヤマ」「ニヤマ」は最も基本的な教えであり、実践するのが難しい教え。
「アーサナ」(ポーズ)の練習とともに、今日は「ヤマ」の教えをみていこう!
①「ヤマ」(Yama)禁戒 / 日常生活で行ってはならない心得
道徳的基本的な教え5つ
*アヒムサ(Ahimsa)非暴力、不殺生
生きとし生けるものを殺してはいけない。
思考、言葉、行動においても他者に暴力をふってはいけない。
元の語源は【苦痛を引き起こさないこと】
自分自身を大切にすること=他者を大切にすること。
*サティヤ(Satya)噓をつかない
自分の利益・エゴを守るために、噓をついてはいけない。
誠実さ。思考、言葉、行動を日頃から一致させることを心がけて
自分に正直に生きること=心を穏やかな状態を保つこと。
*アステーヤ(Asteya)不盗
他人から盗まない(物、時間、信頼、権利、利益など)
約束の時間に遅れたり、行列に割り込んだり、
相手の話をキチンと聞かずに自分の話を割り込ませたり、
自己中心的な行動は他人の時間を盗んでいることになる
他人の持ち物を盗んでも真の幸福はないという教え
必要以上に物を取らないこと。
*ブラフマチャリヤ(Brahmacharya) 禁欲
エネルギーの無駄遣いはしない。
欲望に溺れない。精神的、肉体的な全ての快楽を求めない。
*アパリグラハ(Aparigraha)不貧
貧欲さを捨てること。
物質世界に縛られない。何かを必要以上に所有しない。
皆様にとっての【ヤマ】の教えは、いかがでしょうか。
どんなこと(経験)が頭をよぎりますか?
有我(わがまま:主観的)
自分の思いどおりにふるまうこと
自分ひとりのものの見方
私が思い浮かべるのは
幼き有我(=私)がトラブルを起こした時、又は起こしそうになった時に
祖母や母、周りの大人たちに諭されたことを思い出します。
自分自身が(肉体)だと勘違いしている ⁈
また恋愛においてもありがちな行為のように感じます。
着ぐるみの私⁈を私だと思うとき
肉体の感覚を満たそうと執着が生じたり、
承認欲求が高すぎることでエゴが生まれたりする。
執着しすぎたものを失う恐怖、恐れは、
時に他者への怒り、嫉妬を生みます。
心の平穏には、日常生活で行なわない方がいい
そんな教え「ヤマ」でした~
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